Stable Diffusionの評判は？AIで高画質の漫画作成

Stable Diffusionの副業のおすすめポイントは？

①AIで高画質の漫画をつくることができる
②指示（プロンプト）の仕方で唯一無二の画像が生成できる
③著作権はユーザーにあるため、可能性が無限大

この副業の注意点は？

①様々な用語の習得が必要
②生成した画像を編集する技術が必要
③ハイスペックのパソコンが必要。

この記事は、、、

子供のころ、漫画は時間をも忘れさせてくれる、夢中になった楽しみの一つではないでしょうか？作風に好みが出たり、物語にドキドキしたり一喜一憂したり、そんな夢をくれる漫画は今もなお子供たちに、大人たちに人気です。
画風もいろいろなものがあり、リアリティのあるものから２次元３次元とも呼ばれるバーチャルの世界を表現したものまでさらに夢中にさせるような漫画が生まれていますよね。

今までは漫画家とかイラストレーターといった、その道に特化した人たちにしか描けなかった漫画も、素人でも作れるようになりました。
こんな物語があったらいいのに、こんな主人公がいたらいいのにと想像を膨らませるだけで終わっていたみなさん、Stable Diffusionで漫画を書いてみませんか？きっと、唯一無二のオリジナルストーリー漫画ができるでしょう。その方法をまとめてみましたのでぜひご覧ください！

	Stable Diffusion
総合評価	7.0
収益性	5.0
初心者の挑戦し易さ	1.0
必要な時間	6.0

Stable Diffusionって何？

Stable Diffusionとは入力されたテキストをもとに画像を生成する画像生成AIのことです。
訓練されたAIモデル（Diffusion Model)を搭載しており、設定を作りこむことでユーザーは作成したい画像のイメージを英単語で入力することでいろいろな画像を作ることができます。

Stable Diffusionはどういう仕組みで画像生成されるの？

Stable Diffusionで作られる画像は、「潜在拡散モデル」という仕組みによって作られています。ユーザーはその仕組みが搭載されたシステムを使用して画像を生成するので、仕組みを詳しく理解したり難しいコードを入力することなくテキストの入力操作だけで、いろいろな画像を作ることができます。

行うのはこれだけ

ユーザーが基本的に行うことは、Stable Diffusionを提供する各インタフェース（つなぐもの）で単語や文章を入力するだけです。画像生成をするときに要となるのがプロンプト（入力する文章）です。
そのため、英文が得意な人はより正確で繊細な画像を作ることができるでしょう。よって、仕事や趣味、自分のイメージを相手に伝えるとき、仕事としてなど様々なことに利用できるようになります。

画像生成AI画像とは何か？

画像生成AIとは

そもそも、画像生成AIとはなんでしょうか？画像生成AIについて説明します。

画像生成AIとは、ユーザーが入力したテキストをもとに、AIがオリジナルの画像を数秒～数十秒程度で自動生成するシステムのことをいいます。

日本でよく知られている画像生成AIには「Stable Diffusion（ステーブルディフュージョン）」や「Midjourney（ミッドジャーニー）」があり、デザイン業界の常識を覆す存在として今注目されているんですよ。

これまで自分自身で画像を作成できなかった人や、画像素材サイト等で月額利用料を払って高品質な画像をダウンロードしていた人にとって、画像生成AIはメリットの大きいものとして捉えられているようです。

しかし、画像や絵を作り出してきたクリエイターや、風景や人物を撮影してきたカメラマンにとってはAIで簡単に画像生成ができてしまうので、恐れられています。
今後のデジタルクリエイティブに大きな影響を与える存在になりそうです。

画像生成AIの著作権について

画像生成AIで作成された画像については、著作権が問題になっています。
基本的に画像生成AIで作成される画像の著作権は「画像を生成するユーザー」となっています。
ただ、作成する画像のもととなるイラストの作者にとっては、自分がつくったイラストと似ている画像が大量に作られてしまう事態となり、クリエーターを脅かす存在となってしまいます。

そのため、著作権はユーザー側にあるとしても、すでに作られているイラストを参考にしながらオリジナルの画像をつくることがいいでしょう。
Stable Diffusionのように、広く普及した画像生成AIは、組み込まれたAIモデルの違いや画像生成AIに読み込ませるデータの違いがあるでしょう。

Stable Diffusionはテキスト（prompt)を利用して画像を生成しているので、ユーザーが入力する文字列から幅広い画像を生み出せる性質から、著作権の問題を回避できていると考えられます。
しかし、Stable Diffusionにも商用利用が認められていない画像を読み込ませた場合や、商用利用が認められていないAIモデルを追加学習させた場合に等は、利益侵害などのリスクが生じる可能性があります。

Stable Diffusionにテキストを入力して画像を生成するには問題はありませんが、Stable Diffusion webUIのimg2imgに画像を読み込ませて新たに画像を生成する機能を使った場合は商用利用ができないケースがありますので注意しましょう。

画像生成AIの良い点

画像生成AIの多くは入力する文字列が長ければ長いほど、単語の数が多いほどユーザーのイメージに近い画像を生成します。

そのため、画像生成AIに品質の高い画像を作成させるためにプロンプトを専門に作成、研究する仕事も生まれました。日々様々なタイプの画像が作り出せるようになりました。

Stable Diffusionの導入の仕方

GoogleColaboratoryでStable Diffusionを活用する場合

Stable Diffusionを活用するためには２つの方法があります。
１つ目はweb上でプログラミングを行うこと、２つ目はパソコン上で利用することです。

web上でStable Diffusionを利用するには、GoogleColaboratoryを利用するのですが、これはプログラミングをweb上で行えるサービスのことです。

実はStable Diffusionを活用すると、パソコンにかなり負荷がかかるそうです。ですが、このGoogleColaboratoryを活用すると、パソコンのスペックが低くても、Stable Diffusionを活用できるようになります。しかし、この便利なGoogleColaboratoryは基本的には無料で使うことができないという点がデメリットといえるでしょう。無料バージョンもあるのですが、稼働時間に時間がかかったり、Stable Diffusionを起動するのに時間がかかる、そもそも無料プランではStable Diffusionを利用して引けないということになっているようなのです。

そのため、基本的には月額1072円の有料プランを使うことが必須になってきます。パソコンのスペック（性能）が高い人は、パソコン上でStable Diffusionを使用するのがいいでしょう。

パソコン上でStable Diffusionを活用する場合

Stable Diffusionはパソコンにかなりの負荷をかけるということを説明しました。なので、使用するパソコンは16ＧＢ以上のメモリが必要です。
8ＧＢでもできるようなのですが、エラーが起こることもあるそうなので、16ＧＢ以上のメモリのあるパソコンを使用しましょう。パソコン上で利用するメリットとしては、完全無料で制限なく使えることです。まずはパソコン上で利用して、使いにくいなどの問題が生じたらGoogleColaboratoryを利用するといいでしょう。

Stable Diffusionの導入方法

Stable Diffusionについていろいろ調べてみたのですが、専門用語が多くて難しいです。何をすればStable Diffusionを導入できるかの１点に絞って説明できればと思います。

Stable Diffusion web UIのインストールと使い方 (original-game.com)
オリジナルゲーム.comに詳しい説明が書いてありました。リンクを貼りますのでこちらも確認ください。

・Python 3.10.6(https://www.python.org/downloads/release/python-3106/）

・Git（https://git-scm.com/）

・NVidia GPU（AMD GPUにも対応しているのですが、NVidia GPUを推奨しています）

というものをインストールすることで、Stable Diffusionを動かすことができます。無料で行うのも初心者には少しハードルが高いかもしれませんが…リンクを読みながら実践してもらえればできると思いますので挑戦してみてください！

Stable Diffusionの導入後に行うといいこと

日本語設定

Stable Diffusionは英語で入力する必要があります。
ちょっと使うのが難しいと思う方もいるのではないでしょうか？実は、日本語と英語のバイリンガル設定ができ、両方の言語で使用できるようになるのでぜひ設定することをお勧めします。Stable Diffusionを開いてメニューのextensionsを選択。

available、「ローカルゼーションのチェック」を外す、「load form」をクリック。
英語のリストが表示されている中から「ja-JP」を探し、インストール。
「setting」のタブを選択しメニューの下から４番目の
「bilingual　Localizaiton」→「Enable Bilingual Localizaiton」にチェック。
Localization fileについて「ja_JP」を選択。「apply settings」をクリックして、「リロードUI」ボタンをクリックすればOKです。

拡張機能を入れてみよう

拡張機能とは、Stable Diffusionにプラスして機能をダウンロードするとより使いやすくなります。入れると便利だなというものを紹介していきますね。

Stable Diffusionの画像生成には少し難点があって、他のAI画像生成にも言えるかもしれないのですが、同じキャラクターや人の画像が作成できません。
しかし、Controlnetという機能を導入すると、同じキャラクターや人を固定化し、表情の変化・画像ポーズの指定・高画質化・背景の変更・髪型、体形、服装などの変更ができます。

メニューを開き拡張機能を選択。そこにcontrolnetのURLを貼り付け、インストールするとできるようです。ダウンロード出来たら、最新版になっているか確認もお願いします。

画像を切り抜いてみる

ABG extention（リンク）を使ってみてはどうでしょうか？これは、シンプルで精度の高い背景が透過できる機能です。ABG_extensionは手動でインストールが可能です。

まずExtensionsタブからInstall from URLに行き、「URL for extension’s git repository」に上記リンク先のURLを入力して、Installをクリックします。インストールが終わると「installed」タブに「ABG_extension」と表示されるので、「Apply and restart UI」をクリックしてリスタートします。これでインストールは完了です。

「txt2img」「img2img」タブのscriptに「ABG Remover」が追加されます。
生成したいプロンプトを入力して、ページ下部にあるscriptから「ABG Remover」を選択します。

いろいろオプションが表示されますが、デフォルトのまま「Generate」をクリックすれば、通常の画像、被写体を抜いた画像、背景切り抜きの3枚が生成されます。

その中から必要な画像を選び編集するといったイメージです。

Stable Diffusionの操作方法

操作画面について

Stable Diffusionでは機能がたくさんあり、どれを使ったらいいのかわからないという方も多いかもしれません。よく使う機能を中心にかんたんに説明していきますね。

・モデル…モデルとはゲームのカセットのようなもので、デザインが得意なもの、実写が得意なものなどいろいろありますので、特徴を理解して触ってみましょう。

・よく使うメニューボタン

text2img…テキストから画像を生成する機能です。

img2img…画像から画像を生成する機能です。

基本的に画像を生成するときにはtex2imgを利用しましょう。

・プロンプト…どのような画像が欲しいかをテキストで指示を出すところです。ちなみにこのプロンプトは英語で入力する必要があります。男性の画像がほしいなら　a boyと入力すると男性の画像が生成できます。

・ネガティブプロンプト…作成してほしくない要素を指示するところです。

　worst quality（品質最低）…品質の低い画像を避けることができます。

　extra digit(余分な指）…AIは指が苦手で、指が6本や７本になることがあるのですが、それを避けることができます。

操作画面について2

・サンプリングステップ数…ノイズを除去する回数のことです。Stable Diffusionが画像を生成するときにノイズが入っている画像からノイズを除去して生成されます。サンプリングステップ数が多いほどより丁寧にノイズを除去することができます。そして高品質な画像となります。

・幅と高さ…この数値を変更すると、生成する画像の幅と高さを変えることができます。生成する画像を大きくすると、時間がかかる上に画質が荒くなってしまう可能性が高くなるので注意しましょう。

・バッチ回数…画像の枚数を指定する箇所のことです。この数字を変えることで生成する画像の枚数を変えることができます。
・CFGスケール…プロンプトを反映する程度を示します。低い数字ほどプロンプトを無視することになります。高い数値ほどプロンプトに沿った画像が崩壊するようです。基本的には7程度が良いとされています。

・シード…生成するときのアルゴリズムを制御するもので、同じシード値をいれると同じ画像を生成できます。

操作画面について3

・矢印ボタン…このボタンを使用すると自動でプロンプトを入力できます。

・ゴミ箱ボタン…プロンプト消去ボタンです。

・フロッピーボタン…プロンプトをスタイルに保存できます

・右側から２つ目のボタン…スタイルに保存したプロンプトを使うことができます。

紹介しただけでもたくさんのボタンがありますね…いろんな機能があるんだなーとわかってもらうだけでまずはいいと思いますよ。自分なりに触ってみて感覚をつかんでいくことが大切だと思います。

Stable Diffusionで漫画を描くために必要なもの

ペイントソフトを使おう

ペイントソフト「CLIP STUDIO PAINT」というものです。

ペイントソフトはクリスタの名称でおなじみのCLIP STUDIO PAINTを使っていきます。

クリスタの名称でおなじみのお絵描きツールだそうです。

クリスタはPROバージョンとEXバージョンがあります。漫画を描き出す場合にはEX版が必須ですので、そこは注意しましょう！

CLIP STUDIO PAINTはこれ一本で漫画の枠組みから吹き出し作成、加工まで行うことができ、とても便利です。

パソコンを用意するならここに注意して選ぼう

Stable Diffusionはパソコンに負荷がかかるので容量の大きいパソコンがいいとお伝えしました。AI漫画を描きたいがためにパソコンを新調する方は少ないかもしれませんが、もしものためにお勧めするポイントをお伝えしますね。

・OSはWindowsがいいでしょう。ネット上に資料もたくさんありますし、多くの人が慣れているといえます。

・CPUはインテルがいいでしょう。インテルのCPUは、インテル Core i（数字）-(英数字）で記載されていることが多いです。こiの後の数字を見ておけば大丈夫です（i5やi7など、書かれています）これは何を表してるかというと性能の高さを表しています。

数値が大きいほど性能が良く、コンピュータの処理速度が上がります。

ただ、AIイラスト用途の場合、i5以上であれば十分ですので、i5以上のものを探すといいでしょう。

・メモリについては16GBが必要です。そもそもGBとは、作業用の道具置き場のような役割と考えてもらうとわかりやすいでしょうか。

容量が大きければ作業場が大きくて、たくさんものを置いて作業ができるイメージです。

・SSDは１TBを目安にすると良いです。SSDはデータを保存するためのメモリです。

・グラフィックボードは簡単に言うとディスプレイに映像を映し出すためのチップ（GPU）が搭載された部品のことです。NVIDA製の３０００以上の番号がついているものがお勧めです。

ペンもあるといい

漫画を書くので、打った文字だけでなく、自分で書いた文字やイラストの周りに少し書いたりすることがあると思うのでペンタブもあったほうがよさそうです。もちろんマウスでもいいので作成していく中で必要になったら買い足す形でもいいと思います。

Stable Diffusionで漫画の作り方

プロットを作る

プロットとは、物語の流れを表すものであらすじや主人公のキャラクター設定みたいなものと考えていただけたらと思います。筋の通った物語にしたり、次にどんな展開にしようと迷ったときに軌道修正する要のものです。

物語のアイディアをだす、世界観・場所を決める、キャラクターの設定を考えるまずはこの３つを行うことで、ぐんと深みのある物語のなす漫画になりますよ。

ネームを作る

ネームとは漫画を実際に描く前に描く、下書きの下書きと思ってもらえればいいのではないでしょうか？セリフや表情、どんなコマ割をするのかを書きます。

ここにはこんなイラストが欲しい、こんな表情をしている主人公がいいなどとメモ書きでもいいので書いておくと作りやすくなります。

Stable Diffusionでイラストを生成

Stable Diffusionでイラストを作ります。前にも述べたようにAI画像では一部変な風に現れてしまうことがあります。（指が多いとか、背景がへんとか）そういった画像が生成されても、イラストとして使うのではなく、漫画として使うので、吹き出しや言葉でカモフラージュできるようだったらとっておいてためておくことで、後々使用できる画像が増えていきますよ。

後で加工すればどうにでもなることのほうが多いです。
重要なシーンは１コマずつ作る必要がありますが、キャラクターが話しているだけのシーンだったらすでにでてきたイラストを代用できそうです。そういったふうにどこに時間をかけるか、どこが重要かを決めることでぐんと作業時間も早くなりますよ。

清書をする

コマにできたイラストをはめていき、セリフを調整したり、擬音を書いてみたり、イラストの加工をするとあら不思議、漫画っぽくなりました！Stable Diffusionで漫画を作る方法をお伝えしましたが、どうしても動きの激しいものは表現しにくいところが難点だと思います。

何かを解説している漫画や、キャラクターの掛け合いなどに長けているでしょう。登場人物も少ないほうが最初は表現しやすいかもしれません。

Stable Diffusion漫画で稼ぐ方法

クラウドソーシングサービスを使う

主にクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスを使い仕事を受注する方法です。内容としてはAI漫画に使うイラストをStable Diffusionで作るという方法です。

多くはシナリオが決められているのでそれに合うようなイラストを作るイメージです。
１作品当たり13000円から15000円くらいの収益が得られるそうです。

YouTube個人チャンネルを解説する

YouTube個人チャンネルで自作の漫画をアップする方法です。
すべて自分で行うので作業は慣れるまで大変ですがアップしたあとは何とも言えないやり切った感情が得られるでしょう。YouTubeは広告クリック数でかせぐことができるので、チャンネル登録者数が増えたり、ファンがふえるとやりがいも得られるでしょう。